ローソン、今期営業利益予想3.5%増…震災影響を商品でカバー

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ローソン新浪剛史社長(14日)
ローソン新浪剛史社長(14日) 全 3 枚 拡大写真

ローソンは14日、2012年2月期の連結営業利益が前期比3.5%増の575億円になる見通しと発表した。東日本大震災に伴う影響を新商品の投入や店舗網の拡充でカバーし、最高益更新を狙う。

写真:ローソン2010年度決算会見(14日)

ローソンの新浪剛史社長は、今回の震災で営業利益面で「35億円の影響になる」としたうえで、「厳しい状況でもチャレンジしていく。低い目標では、こんなもので良いとなってしまう。数値面でもがんばる」と強調した。

具体的には『プレミアムロールケーキ』に代表される「原料から自ら調達して製造、販売する」(新浪社長)プライベートブランド商品の拡充による収益向上や、新たに330店増やして10324店舗体制とすることなどにより、増益を見込む。

一方、今期の純利益は震災の影響で約50億円の特別損失のほか減損処理に80億円を計上することなどにより、前期比22%減の198億円となる見通し。ただ配当予想は5円増配の年175円とした。

《小松哲也》

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