【ファインテックジャパン11】革新的なレーザー加工技術で自動車業界に切り込む

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ファインテックジャパン11 最新レーザー技術センターの展示
ファインテックジャパン11 最新レーザー技術センターの展示 全 3 枚 拡大写真

「ファインテックジャパン」(13~15日)では、最新技術が数多く紹介されている。レーザー加工技術もその一つ。なかでも最新レーザー技術センターのものはひと味違い、切断面が非常に滑らかになる。

「特に最近注目されている炭素繊維の加工に優れた実力を発揮できます」と同センターの沓名宗春社長。同社長は30年間レーザーの研究を行ってきた人物で、その間、米国MIT客員研究員、フランス国立機械工学院研究指導教官、名古屋大学教授などを務めてきた。そして、08年に最新レーザー技術センターを設立。

その後、国の補助金を得て、名古屋大学や童夢カーボンマジック、今井航空機器工業などと共同で、カーボン繊維強化複合材料(CFRP)の新レーザー溶接技術や切断・穴あけ加工技術の開発に着手。ナノ秒パルスレーザーを利用することによって、微細なレーザー加工を実現し、従来にない品質のCFRP加工を開発した。

「現在、CFRPをつなぎ合わせるレーザー加工やCFRP廃材の利用法を研究しています。同時に、自動車業界を中心にナノ秒パルスレーザーの加工を広めていこうと考えています」と沓名社長は語る。

《山田清志》

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