東京電力、福島原発事故収束へのロードマップを公開

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 東京電力は17日、「福島第一原子力発電所・事故の収束に向けた道筋」とした文書をサイトに公開した。

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「放射線量が着実に減少傾向となっている」ステップ1、「放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられている」ステップ2とする2つの目標を設定。達成時期については、ステップ1には3ヵ月程度、ステップ2には、ステップ1終了後の3~6ヵ月程度が目安としており、最大9ヵ月かかるという。

 具体的には、取り組みを「冷却」、「抑制」、「モニタリング・除染」の3つの分野で行い、「原子炉の冷却」、「使用済燃料プールの冷却」、「放射性物質で汚染された水(滞留水)の閉じ込め、処理・保管・再利用」、「大気・土壌での放射性物質の抑制」、「避難指示/計画的避難/緊急時避難準備区域の放射線量の測定・低減・公表」の5つの課題ごとに目標を設定し、対策を同時並行的に進めていく。

 なお、ステップ1の達成については、1~3号機の格納容器で水素爆発を起こさないことが重要。原子炉内に淡水を注入して原子炉を冷却する結果、水蒸気が凝縮する可能性が高まり水素爆発を誘引する懸念が生じるため、窒素を各号機の格納容器内に充填し、水素と酸素の濃度を可燃限界以下に抑える。また、淡水を注入して原子炉を冷却している段階で、タービン建屋に放射線レベルの高い汚染水が滞留し増加する傾向にあるため、保管場所を複数確保する、汚染水を処理する施設を設置し放射性レベルを低くする、などを進めることも必要だとしている。

【地震】東京電力、福島原発事故収束へのロードマップを公開

《編集部@RBB TODAY》

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