ホンダインサイト、「米国で人気回復」…副社長発言

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ホンダのハイブリッドセダン、『インサイト』。ライバルのトヨタ『プリウス』に対して、米国での販売は苦戦中だが、ホンダの米国法人の重役は、今後セールスが回復するとの見方を示した。

これは14日、米国の自動車メディア、『WARDSAUTO.com』が報じたもの。同メディアのインタビューに応じた米国ホンダのジョン・メンデル副社長は、「ガソリン価格は1ガロン(3.785リットル)当たり4ドル(約332円)に迫る勢いで上昇。インサイトを含めてホンダ車を検討する顧客は確実に増えるだろう」と話したという。

実際、3月の米国新車セールス実績では、インサイトは2782台を登録し、前年同月比は62.2%増。これは、2010年3月に記録した179.2%増に次ぐ伸び率だ。販売台数ではプリウスの1万8605台に及ばないが、前年同月比ではプリウスの52%増を上回ったのである。

しかし、米国ホンダによると、ガソリン価格の上昇だけがインサイトの販売好転の要因ではないという。メンデル副社長は、「我々は大々的なプロモーションキャンペーンを実施中。春は新車需要の伸びる時期でもあり、販売店に客足は戻るだろう」と同メディアに語ったという。

ただし、インサイトは日本からの輸入車。ホンダは11日、インサイトの生産を3月の東日本大震災以来1か月ぶりに三重県鈴鹿工場で再開したが、米国では需要に供給が追いつかない可能性もある。

《森脇稔》

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