【バンコクモーターショー11】微妙な立場のプロトン

自動車 ニューモデル モーターショー
プロトンSAVVY(バンコクモーターショー11)
プロトンSAVVY(バンコクモーターショー11) 全 1 枚 拡大写真

バンコクモーターショーにもブースを出しているマレーシアのプロトンは、本来なら値段の安さを武器にタイで大躍進するはずだった。エントリーモデルとなる『SAVVY』と呼ぶAセグメントハッチバックは、39万9000バーツで販売している。

しかし、SAVVYの立場は微妙だ。なぜなら、日産『マーチ』(37万5000バーツ~)やホンダ『ブリオ』(39万9900バーツ)と比較すると割安感がないから。

日本車に比べて割安感がない理由は、タイ政府の戦略にある。タイ政府が進める『エコカープロジェクト』により、現地生産のマーチやブリオは優遇税制を受け、車両価格に含まれる物品税まで低く抑えられているのだ。一方で、輸入車扱いのプロトン車には関税がかかり、物品税も高い税率となるのでタイでは得意の低価格を生かせない状態になっている。

同じ価格帯となれば、タイの人々は日本車を選ぶ。だからバンコクの街でプロトンのクルマを見かける確率は、マーチよりもずっとずっ低いのだ。

《工藤貴宏》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. 「これは欲しくなる!」ランチア『イプシロン』のスポーツグレード登場に日本のファンも注目
  3. マセラティが新型車を世界初公開へ、「トライデント」ロゴ誕生100周年を祝う…グッドウッド2025
  4. 父親への贈り物に“16万針の刺繍”で飾ったロールスロイスを…世界に一台の『ファントム・ダンテル』公開
  5. 新型『キックス』ブラジル発売で浮き彫りになった「日産への期待と本音」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
ランキングをもっと見る