【上海モーターショー11】VW ザ・ビートル、多彩な低燃費TSIエンジン

自動車 ニューモデル モーターショー
VW ザ・ビートル(上海モーターショー11)
VW ザ・ビートル(上海モーターショー11) 全 10 枚 拡大写真

デザインだけでなく、VWが世界に誇る低燃費ガソリンエンジン「TSI」を初めて搭載することも話題の『ザ・ビートル』。そのエンジンラインナップは、投入される国によって実に様々だ。

18日に発表されたエンジンラインナップは、大きく分けて3種類。ひとつが米国仕様の140psディーゼルエンジン「TDI」、そして同じく米国仕様の170psと200psを用意するガソリンエンジン「TSI」、もうひとつが世界仕様のエンジンで、「TSI」は105ps、160ps、200ps、「TDI」は105psと140psを設定する。

これら全てのエンジンにデュアルクラッチトランスミッション「DSG」を組み合わせることが可能で、先代モデル比で大幅な燃費向上を見込む。

米国仕様の170psのTSIエンジンでは、6速ATで市街地が22mpg、ハイウェイで29mpg、複合で25mpgと先代の2.5リットルエンジンから10%もの向上を図った。200ps仕様でも複合で25mpgを実現する。

今回のラインアップの中で最も燃費効率が高いガソリンエンジンは、アイドリングストップやバッテリーエネルギー回生をおこなう「ブルーモーションテクノロジー」を採用した「1.2TSI」。小排気量ながら最高出力は105ps、最高速度は180km/hに達する。それでいて、燃費は5.5リットル/100km(欧州複合サイクル)と先代の102psモデル比で2.0リットル/100kmもの燃費を向上させている。

ディーゼルも含めた最高燃費は「1.6TDI」で、4.3リットル/100kmを実現する。既存のTDIと比べても20%の燃費向上を図ったという。これはビートル史上最高の燃費効率となった。

《宮崎壮人》

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