新日本製鉄は、大分製鉄所の3月の生産・出荷量が新記録を達成したと発表した。
3月の粗鋼生産量は90万4600tとなり、これまでの最高だった2010年1月の89万4700tを約1万t上回った。熱延生産量もこれまでの過去最高だった2010年5月の59万0600tを大きく上回る61万6400tとなった。
鋼材出荷量は89万6500tとなり2009年12月の85万7000tを約2万t上回って過去最高となった。
大分製鉄所は操業・整備・生産管理部門が直協一体となって改善活動を積み重ね、出銑、出鋼、圧延、出荷一貫の能力を最大限に発揮することで生産・販売の新記録を達成した、としている。
東日本大震災の影響で主要納入先の自動車メーカーの生産ラインがストップした3月に、生産・出荷がそろって過去最高となった。