【上海モーターショー11】NTN、変速機付きワンモーターEV駆動システムを初公開

自動車 ニューモデル モーターショー
NTNブース(上海モーターショー11)
NTNブース(上海モーターショー11) 全 4 枚 拡大写真

NTNは19日に開幕した上海モーターショーに自動変速機付きワンモーターEV(電気自動車)駆動システムを初公開した。

このシステムは、従来の固定式変速機の代わりに自動2段変速機を用いた小型軽量の駆動モーターを採用し、小型軽量化を図ったのが特徴。既存のシステムは変速機をもたない減速機を使っていたため、低速域の加速性能と高速走行時の回転性能を両立するには大型の駆動モーターが必要となり、設置スペースをとっていた。

NTNの浅野英一EVシステム事業部主事によると自動変速機付きとすることで「20-25%の軽量化が可能で、少なくとも3%の効率化が図れる」という。

NTNはこのほか、「インテリジェントインホイール」や「電動4輪コミューター用インホイールシステム」などEV用のシステムを展示している。浅野主事は「我々はEVの駆動系を中心とした商品のメーカーとして参画したいと考えている。EV市場が今後大きく拡がり、最重要国となる中国の自動車メーカーなど、我々の開発内容、提案を知ってもらいたい」と述べた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
  5. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る