日本鉄鋼連盟が発表した3月の粗鋼生産は前年同月比2.7%減の909万2000tとなり、17か月ぶりに減少となった。東日本大震災の影響で製鉄所が被災したため。
3月の1日当たり粗鋼生産は29万3300tで、2月と比べて8.1%減だった。
鋼種別生産では、普通鋼が前年同月比1.5%減の711万9000t、特殊鋼が同6.9%減の197万2000tとなり、前年同月比では普通鋼が3か月ぶり、特殊鋼が16か月ぶりのマイナスとなった。
銑鉄生産は同3.3%減の678万1000tと17か月ぶりに前年を下回った。
熱間圧延鋼材(普通鋼、特殊鋼の合計)生産は同6.6%減の815万8000tと16か月ぶりの減少となった。