【ニューヨークモーターショー11】スバル インプレッサ 新型、堂々デビュー

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スバル・インプレッサ新型(ニューヨークモーターショー11)
スバル・インプレッサ新型(ニューヨークモーターショー11) 全 18 枚 拡大写真

スバルは20日に開幕したニューヨークモーターショーにおいて、新型『インプレッサ』を初公開した。

新型は、4年ぶりに全面改良して登場。従来通り、4ドアセダンと5ドアハッチバックの2ボディが用意され、米国では2012年モデルとして年内に発売される。

新型の開発コンセプトは、既存のセグメント、クラスにとらわれない価値を提案すること。水平対向エンジンやスバル独自のシンメトリカルAWDが実現する高い走行性能、ハンドリング性能、安全性能を基本に、時代のニーズに合った上質なグローバルカーを目指した。

新型で重視されたのが、環境性能の向上。2010年秋に発表された新世代ボクサーエンジンや新開発のCVT、「リニアトロニック」などを採用し、燃費や排出ガス性能を引き上げる。

米国仕様には、2.0リットル水平対向NA(自然吸気)エンジンを搭載。最大出力148ps/6200rpm、最大トルク20kgm/4200rpmを発生する。従来の2.5リットルに対して排気量を縮小しているが、スバルによると、2.5リットルを超える加速性能と軽快なアクセルレスポンスを実現しているという。

米国EPA(環境保護局)予想高速燃費は、36マイル/ガロン(約15.3km/リットル)。米国で販売される4WDの乗用車としては、トップクラスの燃費性能を達成しているのも注目できる。

また、新型のボディサイズは、全長4580(4ドア)/4415(5ドア)×全幅1740×全高1465mm、ホイールベース2645mm。全長と全幅は従来と同数値で、違いは全高が10mm低くなり、ホイールベースが25mm伸ばされただけである。

ボディサイズを拡大することなく、ゆとりのある広く快適な空間を追求したのも大きな特徴。Aピラー下端を前方へ200mm延長し、ドア構造を見直すなどの改良により、前後席ともに室内スペースが広げられ、快適性が増した。

新型インプレッサは、日本でも年内に発売される見込み。新型をベースとした「WRXシリーズ」も近い将来、追加されるものと予想される。

《森脇稔》

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