NEC、イタリア電力会社とスマートグリッド技術の共同開発で合意

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日産 リーフには、NECが日産自動車と共同開発したリチウムイオン電池が採用されている
日産 リーフには、NECが日産自動車と共同開発したリチウムイオン電池が採用されている 全 2 枚 拡大写真

NECは、イタリア大手電力会社エネルの関連会社であるエネル・ディストリビュゾーネと、スマートグリッド技術やソリューションを共同開発する戦略的提携関係を結ぶことで合意した。

両社は共同で、蓄電システムを中心とした先進的で効率的なソリューションを開発し、実証実験を行う。提携に基づき両社は、NECが開発したリチウムイオン電池とエネルの配電網を組み合わせたエネルギーソリューションシステムを構築し、試験的なプロジェクトをイタリアで行う予定。

さらに、両社はそれぞれの技術や資産を活用し、共同でスマートグリッド、スマートシティの実現に向けたソリューションの評価、分析を行い、イタリア国内でのサービス展開を目指す。

両社の提携合意には、スマートグリッドの開発プロジェクトを所轄するイタリア経済省も同席した。同省は、スマートグリッドの実証実験をイタリア国内企業と共同で実施しており、ICTと蓄電技術の両方で先行するNECとの、提携の可能性について検討してきた。

今回の提携ではスマートシティを構築するための技術開発も含む。このため両社は、共同開発の成果を現在エネルが複数の自治体と実施している電気自動車(EV)の普及や、エネルギー利用の効率化に関するスマートシティプロジェクトにも反映させていく方針。

《レスポンス編集部》

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