20日に開幕したニューヨークモーターショー。クライスラーとは独立したブースを構えたフィアットの主役は、『500カブリオ』(欧州名:『500C』)だ。
2011年3月、フィアットは『500』を引っ提げて、米国市場へ27年ぶりに復活を果たした。導入記念車として500台が用意された限定車は、瞬時に完売。確かな手応えを得ての米国向けフィアット車第2弾が、この500カブリオなのだ。
日本でも発売中の500Cは、フィアット500にキャンバストップを装着し、爽快なオープンエアドライブを楽しめるようにしたモデル。ニューヨークモーターショー11では、キャンバストップの開口面積をアピールするため、壁面に上を向いて垂直に固定された500カブリオがディスプレイされた。
また今回、同車の米国価格も公表。ベース価格は1万9500ドル(約160万円)と、ハッチバックの500の1万5500ドル(約130万円)に続く戦略的プライスが掲げられた。
500カブリオは間もなく、米国市場で発売。フィアットノースアメリカのローラ・ソーブ代表は、「500カブリオは、ボタン操作ひとつで太陽とパノラマビューが手に入る」とアピールに懸命だ。