死亡事故を起こしたトラックの助手席に19インチテレビ

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今年3月に福岡県福岡市中央区内で発生した死亡事故について、福岡県警は19日、佐賀県内に在住する40歳の男と、この男が勤務する運送会社(法人)を道路交通法違反容疑で書類送検した。男が運転するトラックの助手席には19型テレビが積載されていた。

福岡県警・中央署によると、問題の事故は2011年3月9日の午前10時45分ごろ発生している。福岡市中央区唐人町3丁目付近の市道で、徒歩で道路を横断していた72歳の女性に対し、交差点を左折進行してきた大型トラックが衝突。女性は全身を強打したことが原因で死亡した。

事故を起こしたトラックの助手席には台が設置されており、そこに19インチサイズのテレビやポットなどが設置されていた。運転席から助手席側を見た場合、テレビに遮られ、窓の上半分程度しか見えない状態となっており、左折時の巻き込み確認はミラーでしか行えなくなっていた。

警察では慎重に捜査を行った結果、「助手席へのテレビ設置と事故の因果関係は不明」としながらも、運転していた40歳の男がテレビを設置したことや、勤務する運送会社がテレビ設置を黙認してきたことは安全上の問題になっていると判断。すでに自動車運転過失致死容疑で逮捕されている男と、法人としての会社について道交法違反容疑で書類送検した。

《石田真一》

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