スズキが発表した2010年度(2010年4月~11年3月)の四輪車の生産・国内販売・輸出実績によると、世界生産台数は前年度比13.1%増の287万8000台となり、過去最高となった。
国内生産は同3.7%増の99万4223台と、3年ぶりに前年を上回った。3月は震災の影響で大幅減となったものの、輸出や年度前半の国内販売が好調だった。
海外生産は同18.8%増の188万3777台と過去最高となった。インド、中国、インドネシア、パキスタンなどが増加した。
国内販売は同5.4%減の58万8395台と、5年連続でマイナスとなった。軽自動車が同6.1%減の52万0731台と5年連続マイナスだった。軽自動車シェアは0.7ポイントダウンして32.0%だった。小型車は同0.7%増の6万7664台と、3年ぶりに前年を上回った。
輸出は同24.8%増の26万8374台と、好調だった。北米向けがマイナスとなったものの、欧州、中南米向けが好調だった。