【上海モーターショー11】BMW 5シリーズ PHV…すべては中国のために

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BMW Brilliance New Energy Vehicle(上海モーターショー11)
BMW Brilliance New Energy Vehicle(上海モーターショー11) 全 12 枚 拡大写真

19日に開幕した上海モーターショー。『コンセプトM5』とともにBMWブース飾ったのが、『5シリーズ』のプラグインハイブリッド車(PHV)だ。

BMWは2010年3月、ジュネーブモーターショーにおいて、5シリーズがベースのハイブリッドスタディモデル、『コンセプト5シリーズアクティブハイブリッド』を披露。上海で公開されたのは、そのPHV版だが、違いはそれだけにとどまらない。

上海モーターショーに出品されたモデルは中国で開発を行い、中国市場へ投入される中国専用車という点が最大の特徴。BMWの現地合弁、BMWブリリアンスが独自開発し、2013年の発売を目指している。

BMWブリリアンスは、BMWグループとブリリアンスチャイナオートモーティブ(華晨中国汽車)の合弁会社。5シリーズや『3シリーズ』を現地生産している。中国でも今後、EVなどの環境対応車に対する需要は伸びるとみて、PHVの独自開発に踏み切ったのだ。

また、中国市場専用の5シリーズのロングホイールベース車をベースにしているのも、同車の特徴。エンジンがガソリンツインターボで、最大出力218psを発生。モーターは最大出力95psを引き出し、EVモードでは最大75kmをゼロエミッション走行できる。さらにエンジン併用で、最大航続距離は400km伸びる。

BMWは2012年、『1シリーズクーペ』がベースのEV、『アクティブE』を中国市場へ投入する計画。これに続く形で2013年、5シリーズのPHVが中国の道路を走り始めることになる。

《森脇稔》

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