JFE、発電プラント向け大径薄肉シームレスパイプを製造

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JFEスチール 熱処理後の大径薄肉継目無鋼管
JFEスチール 熱処理後の大径薄肉継目無鋼管 全 3 枚 拡大写真

JFEスチールは、径が18インチ(457mm)以上、厚みが30mm以下の大径薄肉継目無特殊鋼管を製造する。

製造する大径薄肉継目無特殊鋼管は、コンバインドサイクル発電や石油精製プラントの配管などに向けて需要が急拡大しており、迅速に製造販売体制を築くことで需要の増大に対応する。

発電プラントのボイラーと蒸気タービンとをつなぐ配管や石油精製プラントの配管など、高温・高圧の蒸気や油などを通す管にはシームレスパイプが使用される。これらのプラントでは、設備の大型化や効率化を上げるための鋼管の大径化、建設コスト削減のため高強度合金の採用による薄肉化が進んでいる。

また、発電プラントでは、世界的に電力需要が増大する中、エネルギー効率が高く、CO2発生量の少ないコンバインドサイクル発電プラントの建設が増加している。

発電プラントでは、従来の火力発電プラントに比べ配管の軽量化が求められており、一層薄肉化する必要がある。主蒸気管、再熱蒸気管、連結管、ヘッダー管用で使用される鋼管に対する薄肉化の要望が増えている。石油精製プラントでも、コストダウンのため薄肉の鋼管に対する需要が増えている。

同社ではこうしたシームレスパイプの大径化、薄肉化に対応するため、クロムを添加して高温での強度を高めた16インチ(406mm)のシームレスパイプ(原管)を製造、これを18~30インチまで拡管して大径薄肉継目無特殊鋼管を製造する。

原管は知多製造所で製造し、外注委託加工先である韓国の聖光ベンドで拡管と熱処理を行い、知多製造所で最終検査を実施した上で出荷する。

《レスポンス編集部》

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