原発事故の補償相談センター開設…計画停電専用ダイヤル終了

自動車 ビジネス 企業動向
東京電力本店
東京電力本店 全 1 枚 拡大写真

東京電力は28日、社長直属の「福島原子力補償相談室」を千代田区内幸町の本店に設置。「補償相談センター」の機能を持つコールセンターを開設する。

補償相談センターは、福島第一原発の事故に関する損害補償についての相談や受付を行う窓口。避難指示や屋内退避を受け、東電から仮払補償金の支払いが予定される住民に加え、広く補償の相談を受け付ける。

「今までは補償についての相談窓口がなかった」(広報担当者)ため、新たに開設された。

訪問対応する補償相談センターは、福島県内に4か所、茨城県と新潟県柏崎市に各1か所を開設する。また、5月中旬までに栃木県、群馬県、埼玉県、東京都、千葉県、神奈川県にも設置する。本店はコールセンターのみ。

東電は補償を求める被害者には、原発事故による被害の状況を「被害概況申出書」にまとめて提出するよう呼びかけている。申出書は東電が被害状況を確認し、今後の補償対応に役立てるもの。

「最終的な補償金額を確定する手続きではない」(同上)

補償の手続きは、原子力損害賠償紛争審査会が策定するガイドラインの決定後、手続きの詳細が決まる。

申出書は東電ホームページのトップページ「原子力損害の補償全般に関する相談の専用窓口について」のリンクから書式をダウンロードすることができる。補償相談センターでも配布している。

・福島原子力補償相談室 0120-926-404(9時~21時)
・書類送付先 〒105-8730 郵便事業会社芝支店 私書箱78号 

また、3月22日に開設された「計画停電ご案内専用ダイヤル」は4月30日21時で終了する。3月29日から計画停電はなく、問い合わせは大幅に減少した。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. コックピット見えた! 2027年型ポルシェ『718ケイマンEV』、衝撃の価格も発覚
  2. 日産のピックアップトラック、『ナバラ』新型が11月19日デビューへ
  3. ネオレトロ戦国時代!? 新型スズキ『GSX-8T/8TT』モビショーでの公開に、「いい意味でスズキっぽくない」「まさしく温故知新」など注目
  4. ホンダ『S2000』にスーパーチャージャー、老舗JDMチューナーが580馬力にカスタム…SEMA 2025
  5. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る