三菱益子社長「電気自動車に急速放電機能を追加していく」
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同社は今回の東日本大震災において、ガソリン不足ということで被災地にEV『i-MiEV』をかなりの台数を送った。「社員がお手伝いを兼ねて現地に行ったところ、東北3県の人から電気自動車が大変役立っているという声を多く聞いた。しかも、日常の生活の中に溶け込んでいるという話だった」
これを聞いて、最初EVはどうかと思っていた益子社長もいたく感動し、「蓄電機能を持っているEVが緊急時に大きな役割を果たしていくことになる」と話す。i-MiEVには一般家庭の1日~1日半分の電力をまかなえる能力があるが、まだ急速に放電できるようにはなっていない。
三菱自動車では現在、急ピッチでその機能を備えるための開発が進められているそうだ。
《山田清志》