シボレー ボルト、他社からの乗り換えが9割…最多は プリウス
自動車 ビジネス
海外マーケット

これはGMの同車マーケティング担当、ロブ・ペターソン氏が19〜21日、米国ワシントンで開催された「EDTA」(電気駆動車協会)の年次会合における講演で明らかにしたもの。登壇した同氏は、「ボルトの顧客の9割が他社からの乗り換えだ」と胸を張った。
さらに興味深いのは、ボルトの顧客が同車購入の前に所有していた車種。同氏は、車種はバラエティに富むと断った上で、「最も多いのは、トヨタ『プリウス』」と明言した。
ボルトは今のところ、米国の中での販売エリアが限られることもあり、2011年1〜3月累計セールスは1210台に過ぎない。しかし、他メーカー車からの代替が9割というのは異例に高い割合。しかも、プリウスからの乗り換えが一番多かったのだから、ボルトの初期のマーケティング戦略は成功したといえそうだ。
《森脇稔》