トヨタ米国販売、2か月連続のマイナス…4月実績

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トヨタ カムリ(北米仕様)
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米国トヨタ販売は3日、4月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は15万9540台。前年同月比は2.4%減(季節調整済み)となり、2か月連続で前年実績を下回った。

トヨタブランドの乗用車系では、ベストセラーセダンの『カムリ』が前年同月比5%増の3万0443台と、2か月ぶりのプラス。しかし、『カローラ』は16.5%減の2万4215台と、2か月連続のマイナスだ。モデル末期の『ヤリス』(日本名:『ヴィッツ』/『ベルタ』)も、50.5%減の1987台と落ち込んだ。

『プリウス』は前年同月比4.3%減の1万2477台と、6か月ぶりのマイナス。10年3月半ばにマイナーチェンジを受けた『アバロン』も、8.2%減の2680台と2か月連続で前年実績を割り込んだ。

トヨタブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、09年10月末に新型を投入した『4ランナー』が前年同月比7.6%減の4028台と、17か月ぶりのマイナス。ミニバンの『シエナ』は、27%増の1万1462台と引き続き売れている。

また、主力の『RAV4』は、前年同月比1.1%増の1万5586台と、2か月ぶりに増加。一方、大型トラックの『タンドラ』は8312台にとどまり、前年同月比は10.6%減と2か月連続で前年実績を下回った。

レクサスブランドの乗用車系では、主力セダンの『ES』が前年同月比23.5%減の3493台と、2か月連続のマイナス。『IS』も、5.9%減の2640台と2か月連続の減少だ。09年10月末にマイナーチェンジした『LS』も、36.8%減の776台にとどまった。そんな中、新型ハイブリッドコンパクトの『CT200h』が、875台を登録しているのが目を引く。

レクサスブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、09年12月末に新型をリリースした『GX』(日本名:トヨタ『ランドクルーザープラド』)が、前年同月比31.5%増の1019台と、4か月ぶりに増加。『RX』も0.8%増の7802台と、5か月連続のプラスを維持した。

サイオンブランドでは、『xB』(日本名:トヨタ『カローラルミオン』)が前年同月比7.3%増の1831台と、2か月連続で増加。『xD』(日本名:トヨタ『イスト』)は52.1%増の1205台と3か月連続のプラスとなった。北米専用クーペの『tC』は、119.9%増の2674台と好調が持続する。

米国トヨタ販売のボブ・カーター副社長は、「東日本大震災後、生産再開の知らせに勇気づけられた。4月最終週の販売は好調で、5月セールスには期待できる」と語っている。

《森脇稔》

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