富士重工、前期純利益は最高の503億円

自動車 ビジネス 企業動向
スバル XVコンセプト(上海モーターショー11)
スバル XVコンセプト(上海モーターショー11) 全 1 枚 拡大写真

富士重工業(スバル)は10日、2011年3月期の連結決算を発表した。世界販売は10年3月期比17%増の65万7000台と過去最高を達成、純利益は3期ぶりに黒字転換の503億円となり、これも最高を更新した。

営業利益は3.1倍の841億円だった。前期は07年度から推進してきた4か年中期計画の最終年度であり、目標としていた営業利益800億円をクリアした。

森郁夫社長は、この4年間を振り返り「リーマンショック後の赤字転落や円高、最後に東日本大震災と厳しい状況が続いたが、(AWDなどの独自性を追求する)われわれの戦略は正しかったということだ」と評価した。

今期の業績予想は、部品供給の見通しや電力問題などにより「現時点で見通すことは困難」として、公表を見送った。森社長は今後策定する次期中計でも「供給力が課題。いまの世界的な勢いを維持していきたい」と語った。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ポルシェ、電動化戦略を大幅見直し…内燃エンジンモデル拡充へ
  2. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  3. トヨタ『ランドクルーザー250』、米2026年型は今秋発売…日本にない326馬力「i-FORCE MAXハイブリッド」搭載
  4. 日産の新デザイン、『セントラ』新型を米国発表…「Vモーショングリル」に新解釈
  5. 「かつての『サニー』が随分と立派に…」日産の新型セダンが話題に!進化したVモーションにも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る