スバルテクニカインターナショナル(STI)は、『インプレッサWRX STI』シリーズの「R4」対応パーツのホモロゲーションを1日に取得した。このインプレッサでグループNからIRC(Intercontinental Rally Challenge)に参戦する日本人ドライバーは、チームARAIの新井敏弘選手と、チームADVAN奴田原の奴田原文雄選手だ。
2011年のIRCは全12戦が予定されているが、新井選手はフランス(5月13〜15日)、ポルトガル・アソレス(7月14〜16日)、ハンガリー(9月9〜11日)、スコットランド(10月14〜16日)、キプロス(11月3〜5日)の5戦。奴田原選手はポルトガル・アソレス(7月14〜16日)、チェコ(8月26〜28日)、スコットランド(10月14〜16日)の3戦がそれぞれ予定されている。
新井選手は、フランス(ツール・ド・コルス)とキプロスはWRCで何度も走っているが、ポルトガル、チェコは始めてのイベントとなるそうだ。スコットランドはR4パーツの開発とテストのために走っただけだ。奴田原選手は2010年のチェコのIRCシリーズにスポットで参戦しているのみだが、スコットランドのコースは、新井選手によれば北海道のコースに似ているとのことで期待しているそうだ。
嶋村氏は、「2011年のIRCシリーズは、日本車をベースに、日本のチューニングブランドが改造パーツを手掛け、日本のタイヤメーカー(横浜ゴム)のサポートを受け、日本を代表するラリードライバー2名が参加することで、“オールジャパン”の体制で取り組んでいく」と語った。