住友ゴム第1四半期決算…震災で特別損失35億円を計上

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住友ゴム工業が発表した1〜3月期(第1四半期)の連結決算は、経常利益が前年同期比3.7%増の105億7300万円と増益となった。

売上高は同8.2%増の1450億7200万円と増収となった。タイヤ事業では、国内新車用タイヤは東日本大震災の影響で自動車メーカーへの供給が滞り、減収となった。国内市販用タイヤは低燃費タイヤなどの高付加価値製品の販売が好調だった。海外は新車用タイヤ、市販用タイヤともにアジアの新興国で好調だった。

営業利益は同0.6%減の97億1100万円と小幅な減益となった。

当期純利益は震災と霧島山新燃岳噴火による損失を、特別損失として35億8100万円計上したことなどから同27.7%減の42億4200万円と大幅減益となった。

通期業績見通しは、震災影響による国内新車用タイヤの受注低迷などを織り込み、売上高を前回予想よりも20億円マイナスの6530億円に下方修正した。

収益では国内で冬用タイヤの販売が予想以上に伸びたことなどから従来予想より50億円増の290億円とした。経常利益は、グッドイヤーとのジョイントベンチャー事業の収益改善を織り込み70億円増の270億円に上方修正した。最終利益は震災影響による特別損失を計上したことなどから25億円増の115億円に修正した。

《レスポンス編集部》

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