いすゞ通期決算…新興国・資源国向け好調、経常利益915億円

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いすゞ自動車が発表した2011年3月期連結決算は、経常利益が前年同期比701.0%増の915億円となり、大幅増益となった。

期中の総販売台数は同41.2%増の40万7362台と高い伸び率となった。このうち、国内は最新の基準適合車などの販売が順調で同10.5%増の4万6767台と伸びた。海外はアジア、中国などの新興国・資源国のトラック需要が拡大し、同46.5%増の36万559台と大幅に増えた。海外生産用部品も新興国・資源国で伸びたのに加え、中国の建設機械向けエンジン・コンポーネントの需要も増加した。

この結果、売上高は同31.0%増の1兆4155億円と大幅増収となった。

損益では、原材料価格の高騰や為替差損などがあったものの、増収やコスト低減の効果から営業利益は同701.3%増の882億円となった。

当期純利益は東日本大震災による損失90億円を特別損失に計上したが、同514.2%増の516億円だった。

今期の業績見通しは、東日本大震災の影響で算定が困難なため、公表を見送った。

《レスポンス編集部》

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