菅直人首相を中心とする原子力発電所事故経済被害対応チームの関係閣僚会合が12日夕に、官邸で開催された。
海江田万里原子力経済被害担当相は終了後に会見し、「ぜひ本日中に議論がまとまり、方向性がでるように期待したい」と、決定を見送ったことを明らかにした。菅直人首相は「若干の議論が必要。明日の閣議後の閣僚懇談会もある」と話した。
海江田氏は「閣僚間では一定の意見の集約はできている。与党のプロジェクトチームでの議論が尽きていないということ」と延べ、民主党内での東電の損害賠償(補償)を支援する枠組みについて、合意が得られていないことを示した。
民主党の原発事故影響対策プロジェクトチーム(新井聡座長)に出席した議員秘書の一人は、「もめていた。拙速であるという意見が根強かった」と話した。