【サイバーナビ VH/ZH09シリーズ登場】FOMA通信モジュール同梱でスマートループ拡大目指す

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
【サイバーナビ VH/ZH09シリーズ登場】FOMA通信モジュール同梱でスマートループ拡大目指す
【サイバーナビ VH/ZH09シリーズ登場】FOMA通信モジュール同梱でスマートループ拡大目指す 全 6 枚 拡大写真

カロッツェリアの新型『サイバーナビ』では『VH09CS』および『ZH09CS』でARスカウターユニット(カメラ&映像処理機)だけでなくFOMA通信モジュールも同梱したことがニュースだ。

FOMA通信モジュールは36カ月分の通信費が含まれており、サイバーナビのテレマティクスサービス「スマートループ」のフル機能を使い倒しても期間内のランニングコストは一切発生しない。このような前払い一括方式でモジュールを同梱するのはカーナビ業界でも始めての例だ。

同梱モデルと非同梱のナビ単体モデルとの価格差は5万円。通信モジュールとカメラユニットのセット売りなので通信モジュール単体の費用は見えないが、FOMA通信モジュールを別売りで購入する場合の価格が2万6500円。これを36カ月で割るとおよそ736円/月となる。ナビタイムジャパンが提供する通信PND『CAR NAVITIME』(通信モジュールはau)は月額525円の2年契約で、FOMAの月額費用が安いというわけではないが、20万円オーバーの高額商品ゆえ2万円程度のエクストラコストであれば比較的心理的負担が軽いこと、また月々の支払いがないという安心感も手伝ってセット売りモデルの価格的な魅力は大きい。

ところでパイオニアといえば、『エアーナビ』のナビポータル事業での協業や同機種向けの通信モジュールの提供を受けているソフトバンクモバイルとの縁が深いが、ドコモの通信モジュール採用のきっかけはどこにあったのか。

カー市販事業部 マルチメディア事業企画部の枝久保隆之氏は、「スマートフォン向けナビサービスの『ドライブネット』でのお付き合いを通じて、ドコモさんから魅力的なご提案をいただいたので同梱しようという話になった」と語る。

「知の共有」を掲げるスマートループだが、「通信契約の存在が利用者拡大のハードルになっていた」(枝久保氏)。低額のプランを用意しても、少額とはいえ毎月通信料が引き落とされることを嫌うユーザーは多かったという。FOMA通信モジュール同梱により、スマートループの利用者拡大に期待をかける。ただし、エアーナビ向けの通信モジュール(ソフトバンクモバイル)の料金体系には変更はない。

《北島友和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ニックネームは“赤いコスモ”、50年前に登場した2代目ロータリースポーツ【懐かしのカーカタログ】
  2. 【レンジローバー ヴェラール 新型試乗】ああ、紛うことなくレンジローバーだ…島崎七生人
  3. 狭い道! 制限1.3m、通れる車がなくなった都市計画?…東京都世田谷区
  4. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  5. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに日本上陸!…新型車ベスト5 2025年上期
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る