[オフィス総合展11]被災地で大活躍したレスキューフーズ

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[オフィス総合展11]被災地で大活躍したレスキューフーズ
[オフィス総合展11]被災地で大活躍したレスキューフーズ 全 3 枚 拡大写真
オフィス総合展会場内を歩くと、いい匂いが漂ってくる。その元をたどると、ホリカフーズ(本社・新潟県魚沼市)のブースに行き着いた。そこには美味しそうなカレーや鶏肉のうま煮、味噌汁などが並んでいる。

同社は防衛省が調達する戦闘糧食(缶詰、レトルト、無菌米飯)を40年にわたって納入している企業で、その経験を活かして開発したのが今回展示した「レスキューフーズ」だ。「特に私たちは新潟県中越地震(2004年10月23日)で被災したこともあるので、その体験が商品づくりの面で大いに役立ちました」と同社関係者は話す。

その特徴は、専用の発熱剤付きなので温めて食べられること、調理済みで加圧加熱殺菌してあるので衛生的なこと、栄養面や食べやすさに配慮した食事であること、包装容器がそのまま食器になることなどいろいろある。

「実際の被災地では、普段と変わらない美味しさや簡単に食べられる利便性など、食品の“質”が重要なんです。特に被災地で働く自衛隊員や消防隊員の場合はそうです。いつもおにぎりやパンでは力も出ませんからね」

そのため、種類も豊富で、具だくさんのカレーをはじめ、牛丼、中華丼、麻婆丼、シチュー、すきやき、鶏肉のうま煮などいろいろある。そして、それらを組み合わせた1日セットなんかもある。味も折り紙付きで、カレーは「モンドセレクション2010」で銅賞を受賞したほどだ。ちなみに価格はカレーが840円、1日セットが3000円前後。賞味期間は製造日から3年6か月となっている。

レスキューフーズは今回の東日本大地震でも大活躍し、自衛隊員などの力の源泉となっている。現在、商品の生産が追いつかない状況で、同社の製造現場では猫の手も借りたいほどだという。

《山田清志》

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