英国のUKIPメディア&イベント社は18日、「ベストパフォーマンスエンジン2011」を発表した。フェラーリ『458イタリア』の4.5リットルV8が、初めて選出されている。
「エンジンオブザイヤー」はクルマの心臓部、エンジンに着目して優れたエンジンを選出するもので、今年が13回目。5月時点で少なくとも世界1か国 以上で販売されている車種のエンジンを対象に、世界36か国76名のジャーナリストが投票する。その部門賞がベストパフォーマンスエンジンで、とくに力強さや回転フィールなどに重点を置いて、審査が行われる。
ベストパフォーマンスエンジン2011の結果は以下の通り。
1:フェラーリの4.5リットルV8(194点)…458イタリア
2:ポルシェの3.8リットル水平対向6気筒(126点)…911GT3
3:メルセデスベンツAMGの6.2リットルV8(119点)…SL63AMGなど
4:日産の3.8リットルV6ツインターボ(97点)…GT-R
5:マクラーレンの3.8リットルV8ツインターボ(89点)…MP4‐12C
6:BMWの3.0リットル直6ツインターボ(87点)…Z4など
2年連続で同賞を獲得したメルセデスベンツAMGの6.2リットルV8に代わって、フェラーリ458イタリアの直噴4.5リットルV型8気筒ガソリンユニットが、初の栄冠に輝いた。
ある審査員は、「F1でのフェラーリとマクラーレンの争いが、市販車にも反映された。フェラーリのV8はスムーズさで上回る」とコメントする。
そのマクラーレン『MP4‐12C』は、同賞に初登場ながら89ポイントを得て5位。日産『GT‐R』の3.8リットルV型6気筒ツインターボは、前回の5位から4位へ順位を上げている。ポルシェ『911GT3』の3.8リットル水平対向6気筒は、前回と変わらない2位だ。