【人とくるまのテクノロジー11】自転車用タイヤだけじゃないハッチンソン

自動車 ニューモデル モーターショー
【人とくるまのテクノロジー11】自転車用タイヤだけじゃないハッチンソン
【人とくるまのテクノロジー11】自転車用タイヤだけじゃないハッチンソン 全 4 枚 拡大写真

人とくるまのテクノロジー展は東日本大震災の影響が心配され、若干数の東北地方を中心とした企業が出展を中止したようだが、その他の地方や海外からの参加がそれを上回ったために、全体として前年を上回る規模での開催になったという。収益の一部を義援金として贈ることに賛同した企業も多いのだろう、パシフィコ横浜の展示ホール全館を利用しての開催は盛大なものとなった。

【画像全4枚】

世界中から様々な企業が出展している会場内を歩いていると、気になるロゴを発見! ユッチンソン? どこかで聞いたことのある名前だが……。

ブースの担当者に訊ねてみると、英語読みで「ハッチンソン」。あの自転車では名門のタイヤブランド、「ユッチンソン」そのものだと言う。ユッチンソンをご存知ない方のために補足させてもらうと、あのツール・ド・フランスでは常勝のタイヤブランドで、ロードバイクのマニアには根強い人気を誇るタイヤだ。

最近では自転車業界でもハッチンソンと表記しているが、自転車用タイヤは全事業のに占める割合はホンの数%に過ぎず、大半は運搬用の制振やシーリング用部品、つまり車両や航空機などのオイルシールやマウント、ホースなどを供給するのだという。

自動車関係ではフランスの石油会社トタルの方が有名だろう。ハッチンソンは、トタルの100%子会社で世界中に開発&生産拠点があり、世界中の自動車や工業用機械メーカーに部品を納入しているそうだ。ラジエターホースやハイドロリックタイプのエンジンマウント、アクティブ・マスダンパーなど複雑な制振装置も手がけている。

出展していたハッチンソン・ジャパンは、日本の自動車や産業機械メーカーなどに部品を納入する窓口として活動している日本法人だ。

《高根英幸》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. MTのみの潔さに「ほぼ最高では?」 フィアット『500ハイブリッド』発表に国内でも注目集まる
  2. 最新機種の“魅力”を解剖! カロッツェリアの「モニターレス機」なら、スマホを便利に使い倒せる![メインユニット最前線]
  3. 加藤製作所、新世代ラフテレーンクレーン「SL-250RV」発売…油圧伸縮起伏ジブ採用
  4. 【プジョー 208 新型試乗】新ハイブリッド搭載で、俊敏なハンドリングがより際立つ…島崎七生人
  5. 「日本バイクオブザイヤー2025」大賞はヤマハ『XSR125』、人気投票で決定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る