伊藤忠エネクス、「系統連系」した蓄電システムを開発

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エネクス版HEMS(Home Energy ManagementSystem)イメージ
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伊藤忠エネクスは、系統連系により非常用電源機能に加え、平時は自動で割安な深夜電力を充電、これを日中に使用することで経済性が高まる「系統連系した蓄電システム」を開発した。

システムでは、家庭に太陽光発電や燃料電池(エネファーム)が設置されている場合、連動して効率的に電力を供給する。蓄電した電気は、停電時も含めて常に既設のコンセントからの使用が可能。

蓄電池は伊藤忠商事が販売するエナデルのリチウムイオン電池を採用し、よりコンパクト化した。容量は月400KWhの標準家庭を基準に6KWhの蓄電池を備え、出力は非常時でもエアコンが使用できる3KWhに設定する。システム設計は、マイスターエンジニアリングを起用した。

伊藤忠エネクスの蓄電システムは「蓄電池と充放電制御システムの分離型」で、蓄電池の容量をライフスタイルに応じて選定できるのが特長。

今後の電気自動車(EV)の普及に伴って、EV電池を車から家庭用として二次利用することでコストダウンが図られ、より経済性が高まる見通し。さらに蓄電池容量を大きくすることで、商業・産業用としても活用する。

現在、東京電力の系統連系の承認を得て千葉県で試作機を設置、データ収集と解析を進めている。今後、急ピッチで商品化を進め、今年秋の販売を目指す。

《レスポンス編集部》

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