日立ソリューション、GIS活用技術を海外展開…台湾のWITSと提携

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日立ソリューション GeoPDFソリューションの中核技術となるテラゴープロダクトスイーツの概要図
日立ソリューション GeoPDFソリューションの中核技術となるテラゴープロダクトスイーツの概要図 全 1 枚 拡大写真

日立ソリューションズと台湾のWITSは、地理情報活用事業で業務提携すると発表した。地理情報システム(GIS)が管理する情報をPDF形式で利用可能にする『GeoPDFソリューション』を6月から台湾で順次販売開始する。

販売に先立ち5月25日に台北市で台湾経済部工業局の周副局長などをはじめ、政府向けに製品発表会を行った。

ソリューションの導入で地理情報の操作や現場への持ち出しが容易になり、地理情報の利用機会が拡大する。特に危機管理分野の利用を見込んでいる。

現在、台湾でGISは危機管理分野などで活用されているが、専門知識が必要で、データ量が大きく現場へ持ち出せないことから利用範囲が限定されている。日立ソリューションズとWITSは、GeoPDFソリューションの導入により地理情報を簡単に利用できるロケーションインテリジェンス環境を構築する。危機管理分野の地理情報活用を推進する。

ソリューションの中核となる「テラゴープロダクトスイーツ」は、GISで管理している地理情報を位置情報付きのPDFであるGeoPDFファイルとして「生成」「加工」「利用」する3製品で構成している。日本、台湾を含む24の国と地域ではすでに日立ソリューションズが提供している。今回の台湾で提供する製品は本製品の中国語版(繁体字)となる。

GeoPDFは、GISの標準化団体OGCにより標準化に向けた準備が進められているGIS関連のPDFの拡張仕様。操作性は通常のPDFファイルとほぼ同じと簡易で、専門知識がなくても地理情報を利用することができる。

《レスポンス編集部》

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