【ユーロNCAP】日産リーフ、最高評価の5つ星…EV初

自動車 テクノロジー 安全
日産 リーフ ユーロNCAPの衝突安全テスト キャプチャ
日産 リーフ ユーロNCAPの衝突安全テスト キャプチャ 全 6 枚 拡大写真

ユーロNCAPコンソーシアムは25日、日産『リーフ』の衝突安全テストの結果を明らかにした。EVとして初めて、最高評価の5つ星に輝いている。

ユーロNCAPの衝突テストは、前面オフセットが64km/h、側面が50km/h、ポール衝突が29km/h、歩行者衝突が40km/hで実施。日本や米国の基準とほぼ同じ、世界で最も厳しい条件で行う衝突テストだ。

またユーロNCAPは、2009年2月から新評価システムを導入。評価の割合に応じたポイント配分システムを採用した。最重要視される「成人乗員保護性能」には、ポイントの50%を配分。「子ども乗員保護性能」と「歩行者保護性能」には各20%、エアバッグやABS、ESCなどの「安全補助装置の有無」には10%を配分する。最高評価の5つ星を獲得するためには、総合評価が90ポイント以上必要とされる。

リーフのテスト結果を検証すると、成人乗員保護性能が32点、子ども乗員保護性能が40点、歩行者保護性能は23点、安全補助装置の有無が6点。この結果、リーフの合計ポイントは101点となり、総合評価で5つ星に輝いた。

ユーロNCAPの衝突テストで、EVが5つ星を得たのは、今回が初。ユーロNCAPのMichiel van Ratingen氏は「日産リーフは、EVでも既存の車と変わらない衝突安全性が実現できることを証明した。リーフが今後、欧州市場へ導入されるこの種の車の安全面における基準となるだろう」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 軽自動車よりも小さい! 15歳から運転できるオペル、約132万円から販売
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る