三菱重工、タイのガスタービン補修合弁工場が竣工

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三菱重工 竣工したエガットダイヤモンドサービスのガスタービン高温部品補修工場
三菱重工 竣工したエガットダイヤモンドサービスのガスタービン高温部品補修工場 全 2 枚 拡大写真

三菱重工業は、タイの電力公社のエレクトロシティ・ジェネレーティング・オーソリティ・オブ・タイランド(EGAT)、三菱商事と合弁で、バンコク近郊のナワナコン工業団地に建設していたガスタービン高温部品の補修工場が竣工したと発表した。

ガスタービン補修工場は、合弁会社のEGATダイヤモンドサービスが運営する。タイでガスタービンに関するメンテナンス・サービスを充実するとともに、有望市場であるタイをはじめアジア地域全体の需要に迅速に対応していく。

現地では竣工を記念して開所式を開催した。

新工場は敷地面積約2万4000平方メートル、建屋面積約9000平方m。最新の各種溶接設備やコーティング設備、検査設備などを導入しており、ガスタービン燃焼器部品の補修から手掛けて、動静翼の補修などへと順次、業務を拡大する。

EGATの持つ運転ノウハウと三菱重工の高い技術力を合わせて補修技術の向上を目指す。

EGATは、国内発電容量の約半分を所有・運営する同国最大の発送電事業者で、三菱重工の主要顧客でもあり、EGATが所有する大型ガスタービンのうちの約半分が三菱重工製。協業のメリットが追求しやすいことから、合弁事業を推進している。

ガスタービンは、毎年の定期点検ごとに、運転で損耗しやすい高温部品の点検や補修・交換が必要となる。納入数の増加に伴って世界的に補修需要が増加している。これらの需要を獲得していくためには、海外有力ユーザーとの協業をはじめ、各地域の顧客に密着した事業体制を構築することが不可欠となっている。短納期化などの市場ニーズに対応する。

《レスポンス編集部》

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