トヨタ生産計画、一部報道発表の「6月に9割まで回復」を否定

自動車 ビジネス 企業動向
トヨタ プリウスα
トヨタ プリウスα 全 6 枚 拡大写真
トヨタ自動車は27日、一部報道で「トヨタの生産計画は6月には9割まで回復する」と取り上げられたことに対し、「トヨタとしてそのような内容を発表した事実はない」とこれを否定した。報道向けイベントの中で同日、コメントを発表した。

東日本大震災により工場や部品サプライヤーが被災したことを受け、トヨタの国内生産は5割程度の稼働となっている。4月22日に豊田章男社長は生産正常化に向けた見通しについて、「国内は7月頃、海外は8月頃から順次回復」と公表していたが、5月11日の決算会見では「国内、海外とも6月には7割程度まで回復する」と、計画の前倒しを明らかにした。

一部報道では今回、さらに当初の計画よりも早く部品の安定調達が可能になったため、として「6月には9割まで回復する」と取り上げられた。がトヨタはこれについて否定。

トヨタ広報は、「現在のところ、6月に7割程度まで回復する、という見通しがあるのみ。それ以降については、関係各社の状況を調査し検討して行く。平常化は11月の見通し」とした上で、「早期回復に向けて努力している」と述べた。

《宮崎壮人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『レガシィ』生産終了、米工場から最終モデルがラインオフ…36年の歴史に幕
  2. トヨタと別れ独自開発? BMW『Z4』次期型の最終デザインを占う!
  3. 日産『マイクラ』新型、全車EVで約320万円から…英国で予約開始
  4. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  5. 次世代バイオディーゼル、2050年カーボンニュートラルへ…期待される理由とは?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る