「実用Android派」と「エンタメiPhone派」で市場が2極化

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現在最も利用しているスマートフォンの機種(全体) 現在最も利用しているスマートフォンの機種(全体)
現在最も利用しているスマートフォンの機種(全体) 現在最も利用しているスマートフォンの機種(全体) 全 6 枚 拡大写真

 若者層のマーケティング調査機関であるM1・F1総研(Media Shakers運営)は30日、M1層(20歳~34歳男性)ビジネスマンおよびM2層(35~49歳男性)ビジネスマンに対して実施した『スマートフォンの使い方調査』の結果を公表した。

 4月15日~17日の期間で、首都圏在住のM1・M2層ビジネスマン計400名からの回答を得た。調査の結果、M1層・M2層ビジネスマンが利用するスマートフォンは、iPhoneとAndroidで明確に2極化しつつある実態が明らかになったという。まず、スマートフォンのOS別シェアで、iPhoneが43.9%、Androidが44.4%となり、合わせて9割近くを占め、“2強時代”を示す結果となった。機種別にみると「iPhone4」が22.8%、「iPhone3G・3GS」が21.1%と圧倒的に高く、人気が分散しているAndroid端末では、最も高い「Xperia」で8.7%、ついで「IS03」(7.5%)、「REGZA Phone」(6.8%)、「Galaxy S」(5.6%)となった。

 次に、iPhoneユーザーとAndroidユーザーに「なぜその機種を選んだのか」理由を聞いたところ、いずれも半数以上のユーザーが「デザイン」と回答。差異が現れた項目では、iPhoneユーザーは「アプリの豊富さ」(59.7%)、「操作のしやすさ」(36.5%)、「使いたいアプリが利用できる」(33.1%)といったエンターテイメント性を重視する回答が多かったのに対して、Andoroidユーザーは「画面のサイズ」(28.4%)、「おサイフケータイ」(24.6%)、「新機能(最新機種)」(23.0%)といった実用性を重視する回答が目立った。M1層とM2層で差が出たのはiPhoneで、「音楽再生」「全体のサイズ」などで、ややM2層が高くなっている。

 「通信会社を選んだ理由」では、iPhoneユーザーの35.9%が「使いたい機種がある」と答えているのに対して、Androidユーザーは「スマートフォンにする前から利用している」人が49.7%と多くなった。Androidユーザーの通信会社選択の理由で目立つのが「圏外になりにくい」(35.0%)で、iPhoneユーザーの1.1%を大きく引き離した。「利用しているスマートフォンの不満点」でも、iPhoneでは、「圏外になりやすい」(56.4%)、「サイトの接続スピードが遅い」(27.1%)、「電話が途切れやすい」(22.7%)とインフラ面に対する不満が多く、Androidでは「操作がしにくい」(20.2%)、「料金プランが悪い」(20.2%)といった回答が目立った。また、「バッテリーの持ち時間」(iPhoneユーザー:43.6%、Androidユーザー:66.1%)はいずれのユーザーからも不満点として挙げられた。

 仕事上でのスマートフォンの利用は、「インターネット閲覧」(49.5%)、「メール」(47.8%)、「通話」(44.9%)などが上位に来ており、従来と変わらない一方で、「地図ナビゲーションや経路検索」の項目でiPhoneユーザーが47.5%、一方のAndroidユーザーが29.5%と差がつくなど、総じてiPhoneユーザーのほうが、より多くの機能を使っていることが判明した。「プライベートでの便利なこと」では、「音楽やゲームなどのコンテンツが充実している」(iPhone:39.5%、Android:19.9%)、「1台で音楽プレイヤーなどの役割をかねることができる」(iPhone:49.7%、Android:19.3%)といった回答を中心に、iPhoneユーザーのほうがAndroidユーザーよりも、便利さを感じていた。

「実用Android派」と「エンタメiPhone派」で市場の2極化が明確に……M1・F1総研

《冨岡晶@RBB TODAY》

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