27日午後8時45分ごろ、茨城県大子町内の国道118号で、車道を走行していた電動カートに対し、後ろから進行してきた乗用車が追突する事故が起きた。カートは弾き飛ばされ、乗っていた81歳の男性が死亡している。
茨城県警・大子署によると、現場は大子町西金付近で片側1車線の直線区間。81歳男性の乗る電動カートは車道中央寄りを走行していたが、これに気づかず後方から進行してきた乗用車が追突した。
カートは追突の弾みで転倒。乗っていた男性は路上へ投げ出された際に全身を強打したことが原因でまもなく死亡した。警察はクルマを運転していた常陸大宮市内に在住する35歳の男を自動車運転過失致死の現行犯で逮捕している。
道路交通法ではカートは歩行者の扱いとなり、車道の走行は禁止されているが、死亡した男性は原付バイクと同様の感覚で使用していた疑いがあるという。メーカーはユーザーに対して夜間走行の自粛も呼びかけている。
現場は街灯が無く、夜間の見通しが悪く、クルマは追突直前までカートの存在に気がつかなかったとみられる。