国土交通省は31日、道路運送車両の保安基準と装置型式指定規則の一部改正を公布した。
歩行者の交通事故割合が増加しているため、歩行者頭部保護基準を強化するとともに、歩行者脚部についても保護基準を新設する。
脚部保護基準で規定する衝突試験に使用する歩行者脚部ダミーについては、日本が開発し、生体忠実性を向上させた「フレキシブル脚部インパクタ」を世界に先駆けて採用する。これらは6月1日から適用する。
また、放送局や無線機が放射する電磁波により自動車が誤作動を起こさないようにするための「電磁両立性に係る協定規則(第10号)」を国内導入する。8月1日以降に製作される自動車に適用する。