【COMPUTEX 11】インテル、新製品カテゴリUltrabookと第2世代Intel Core/Intel Atomの製品計画を発表

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Intel Core/Intel Atom搭載機は実際に触れることができる Intel Core/Intel Atom搭載機は実際に触れることができる
Intel Core/Intel Atom搭載機は実際に触れることができる Intel Core/Intel Atom搭載機は実際に触れることができる 全 10 枚 拡大写真

 米インテルは30日、台湾・台北市で開催中の「COMPUTEX TAIPEI 2011」における基調講演で、ノートブックPCの新製品カテゴリ「Ultrabook」や第2世代Intel Coreプロセッサに関する製品計画を発表した。

 講演者は、同社のショーン・マローニ主席副社長兼インテル・アーキテクチャー事業本部長。同氏は、第2世代Intel Coreプロセッサーに関する製品計画を大幅に変更するとともに新たな製品カテゴリ「Ultrabook」を発表。同時に、2012年末までにコンシューマ向けノートブックPC市場の約40%が「Ultrabook」で占められる見込みであるとした。

■Ultrabookの進化と第2世代Intel Coreプロセッサーの製品計画

 「Ultrabook」は、薄型軽量と洗練されたデザインを特長とする新型ノートPC。この進化に向けて同社は、第2世代Intel Coreプロセッサーファミリーとともに、複数のフェーズを展開する。

 そのひとつが、第2世代Intel Coreプロセッサーファミリーをベースに、22nmプロセスルールを採用した「Ivy Bridge」(開発コード名)。3D立体構造のトランジスタである3D-Tri Gateトランジスタが導入され、2012年前半には「Ivy Bridge」搭載製品が出荷される予定とした。加えて基調講演では、PCプラットフォーム高機能化の一環としてUSB 3.0やThunderboltの技術を説明も説明された。

 さらに、「Ivy Bridge」の次となる「Haswell」(開発コード名)で超薄型軽量と超高速の応答性をさらに発展させ、マイクロプロセッサーの消費電力を現行製品の約半分に低減するとしている。

■Intel Atomプロセッサーの製品計画

 さらにマローニ氏は、Intel Atomプロセッサー搭載のタブレット/ネットブック/スマートフォンについて主な目標とその特長を披露した。同プロセッサーはその製造プロセス技術を今後3年間で32nm(ナノメートル)世代から22nmとするなど、毎年新たなプロセス技術へと更新。これにより多機能かつバッテリ寿命の長い端末を実現させる。また今月は、2011年4月に公開した次世代ネットブック向けAtomプラットフォーム「Cedar Trail」(開発コード名)の出荷準備を開始。高速レジューム機能のIntel Rapid startテクノロジーや、メールやSNSを自動更新するIntel Smart Connectテクノロジーなどを搭載し、超薄型のファンレス設計を可能にする。

 また、10時間を越えるバッテリ寿命を実現し、Windows、Chrome OS、MeeGoなどの主要OSに対応。すでに35機種以上の設計に採用されており、CONPUTEXでのIntel ブースには、Intel Atomプロセッサー「Z670」を搭載し、上記3つのOSで動作するタブレット機器が多数展示されている。年内には、さらに多くの機種が発売される予定だ。

 続いて同氏は、同社初のスマートフォン/タブレット端末専用Atomプラットフォーム「Medfield」(開発コード名)を紹介。低消費電力と高パフォーマンスの両方を最適化し、長時間利用や高度なイメージング性能を実現するとし、Android 3.0が動作する「Medfield」搭載タブレット端末を初公開した。このほか、MeeGoなどにも対応する。

 「Medfield」は2011年後半に生産を開始。2012年前半には、タブレット向けに厚さ9mm、重さ約680g以下のデザインを可能にする製品を出荷する計画としている。

【COMPUTEX TAIPEI 2011(Vol.4)】インテル、新製品カテゴリUltrabookと第2世代Intel Core/Intel Atomの製品計画を発表

《編集部@RBB TODAY》

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