オートウェーブ、金融機関の債務返済猶予さらに1年延長

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オートウェーブは5月31日、借入先金融機関全6行と債務返済期限をさらに1年間延長を骨子とする金融支援を受けることで合意したと発表した。

自動車用品販売の同社は、カー用品販売競争の激化や個人消費の低迷、若者の車離れ、オープンしたばかりの店舗の不振のほか、カーナビゲーションなどの標準装着化による売上減少などが影響し業績が悪化。2007年3月期から2008年3月期まで2期連続で当期赤字となった。

こうした状況から同社は、資金調達先である金融機関からの借入金約定返済が難しい状況となったため、借入先金融機関に対し「経営改善計画」を提出、債務返済期限の2年間延長を定めた債権者間協定を2008年5月に締結した。

さらに、2010年5月には、債務返済期限を1年間延長する債権者間協定を再締結した。この協定期間は2010年5月31日から2011年7月31日までで、同社は2012年3月期経営改善計画を借入先金融機関に提出し、さらに1年間の金融支援の延長を要請した。

この結果、今回、借入先金融機関全6行から1年間の金融支援延長について同意を得た。

同社の金融機関6行の借金の総額は51億9352万1400円にのぼる。

《レスポンス編集部》

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