車載モーター世界市場、2016年までで1.65倍に…矢野経済研究所予想

自動車 ビジネス 企業動向
矢野経済研究所 車載モーターのシステム領域別世界市場予測
矢野経済研究所 車載モーターのシステム領域別世界市場予測 全 2 枚 拡大写真

矢野経済研究所は、車載モーターの世界市場に関する調査を実施してその結果をまとめた。

調査は2010年12月〜11年4月にかけて自動車システムメーカー、モーターメーカー、モーター材料メーカーなどに専門研究員が直接面談、ヒアリングなどを実施した。

調査結果によると2010年の車載モーター世界市場は19億0963万個と推定。2010年以降、燃費改善技術の積極採用にともなう補機類の電動化や、ハイブリッド車、電気自動車といった次世代環境車の普及に伴ってパワートレイン、シャシ、次世代車システムの各領域でモーターの使用が増加すると予想した。

さらに新興国市場で自動車需要拡大と電装品装備率の向上の影響で、ボディ領域のモーター需要も高まる見通し。2016年には2010年と比べて1.65倍と大きく伸長し、約31億5600万個に達すると予測する。

一方、次世代自動車には主機モーターをはじめ電動コンプレッサーや各種電動ポンプなど、エンジン車両より2-9個のモーターが多く搭載されている。先進国の次世代自動車の普及を背景に、これら次世代自動車システムを構成する車載モーターの需要は2010年の513万7000個から2016年は4.2倍となる2175万1000個に急拡大すると予測する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ゴツすぎる…だが、それでいい!」日産のハイパワーSUV『パトロールNISMO』発表に、日本導入にも期待の声
  2. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  3. 新型ランチア『イプシロンHF』発表、280馬力EVで0-100km/hは加速5.6秒
  4. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  5. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る