原発の作業員、意識不明で起床せず

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福島第一原子力発電所1号機タービン建屋への飛散防止剤散布風景(5月27日)
福島第一原子力発電所1号機タービン建屋への飛散防止剤散布風景(5月27日) 全 2 枚 拡大写真

東京電力福島第一原発の作業員が、体調不良で福島県内の病院にドクターヘリで緊急搬送された。40歳代男性で、大成建設の下請け企業から協力企業作業員として従事していた。

男性は広野町の宿舎に泊まりながら、福島第一原発で作業を行っていた。8日の朝に起床しなかったため、同僚の作業員が起こそうとしたが、意識が混濁していた。

楢葉町のJビレッジに常駐する医師が確認したが、発熱があり、呼吸はあるが、意識はない状態。8時3分にドクターヘリで搬送され、いわき市立総合磐城共立病院で治療を受けている。

前日の7日、男性は敷地内の放射性物質の飛散を防止するため、タイベックを着用し、全面マスクを装着して、クリコートの散布を行っていた。8時から、90分休憩して12時30分まで作業。当日は午前中だけの作業だった。7日の被曝線量は0.07mSv。

原子力・立地本部の松本純一本部長代理は、次のように話す。

「当日の作業開始前に体調の確認するともに、既往症にあるかどうかを確認するようにお願いしている。ただ、この手の話は個人情報の観点もあって申告しなさいというのも難しい。不調を訴えることが多いので再度、体調の確認をお願いする」

《中島みなみ》

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