BMWグループに属するMINIが、さらなる攻勢に出る。将来的に、車種ラインナップの大幅拡大を図る可能性が出てきたのだ。
これは9日、英国の自動車メディア、『WHATCAR?』が報じたもの。同メディアの取材に応じたBMWグループのノルベルト・ライトホーファー会長は、「MINIは将来、10車種程度までラインナップを拡大するつもりだ」と語ったという。
現在、MINIはハッチバック、『クラブマン』、『コンバーチブル』、『カントリーマン』(日本名:『クロスオーバー』)の4車種構成。年内にはMINI『クーペ』、2012年にはMINI『ロードスター』が加わることが確定している。
さらに、2011年3月のジュネーブモーターショーに出品した小さなMINI、『ロケットマンコンセプト』も市販の可能性が大きい。ところが、これらを全部合わせても、7車種止まりだ。
ライトホーファー会長の「10車種」という発言からは、MINIはクーペ、ロードスター、ロケットマンコンセプト以外に、さらに最低でも3車種のニューモデルを計画していることになる。そこには、フルライン化というMINIの野望が見て取れる。