中部電力、浜岡原発の水素爆発防止対策など…報告書提出

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水素を逃がすベント装置の設置までは、緊急時に穴あけ作業を実施する。
水素を逃がすベント装置の設置までは、緊急時に穴あけ作業を実施する。 全 5 枚 拡大写真

中部電力は、浜岡原子力発電所におけるシビアアクシデントへの対応に関して直ちに取り組むべき措置をまとめた報告書を、原子力安全・保安院へ提出した。

報告書によると、水素爆発防止対策では、漏えいした水素を原子炉建屋から放出し水素爆発を防止するための措置として、原子炉建屋への穴あけ手順を作成した。穴あけ作業に必要な資機材については、既に1プラント分配備を完了しており、今後2011年7月末までに全号機分の配備をおこなう。

また、中長期対策として、2012年度上期までに原子炉建屋内に水素検知器の設置および建屋から水素を放出するためのベント設備の設置をおこなうとしている。

中央制御室の作業環境の確保として、2011年6月末までに浜岡原子力発電所に非常用換気空調系設備用の災害対策用発電機を追加配備し、発電機の操作手順および非常用換気空調系設備の運転操作手順を作成した。

そのほか、緊急時における発電所構内通信手段の確保、高線量対応防護服等の資機材の確保および放射線管理のための体制の整備、がれき撤去用の重機の配備、と合計5項目についての対策がとられる。

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