中部電力、浜岡原発の水素爆発防止対策など…報告書提出

自動車 ビジネス 国内マーケット
水素を逃がすベント装置の設置までは、緊急時に穴あけ作業を実施する。
水素を逃がすベント装置の設置までは、緊急時に穴あけ作業を実施する。 全 5 枚 拡大写真

中部電力は、浜岡原子力発電所におけるシビアアクシデントへの対応に関して直ちに取り組むべき措置をまとめた報告書を、原子力安全・保安院へ提出した。

報告書によると、水素爆発防止対策では、漏えいした水素を原子炉建屋から放出し水素爆発を防止するための措置として、原子炉建屋への穴あけ手順を作成した。穴あけ作業に必要な資機材については、既に1プラント分配備を完了しており、今後2011年7月末までに全号機分の配備をおこなう。

また、中長期対策として、2012年度上期までに原子炉建屋内に水素検知器の設置および建屋から水素を放出するためのベント設備の設置をおこなうとしている。

中央制御室の作業環境の確保として、2011年6月末までに浜岡原子力発電所に非常用換気空調系設備用の災害対策用発電機を追加配備し、発電機の操作手順および非常用換気空調系設備の運転操作手順を作成した。

そのほか、緊急時における発電所構内通信手段の確保、高線量対応防護服等の資機材の確保および放射線管理のための体制の整備、がれき撤去用の重機の配備、と合計5項目についての対策がとられる。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  2. 第3世代e-POWERの日産『キャシュカイ』が無給油で英国縦断! その実力に日本導入への期待高まる
  3. 日産『リーフ』新型、米国EV最安値の約440万円から…今秋発売へ
  4. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  5. 30年ぶりの快挙!ランチア『イプシロン ラリー4 HF』、欧州選手権で初勝利
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る