日産自動車が北米専用の中型セダン『アルティマ』に用意している『アルティマハイブリッド』。現地では日産ブランドとして唯一のハイブリッド車が、モデル廃止となる公算が高くなった。
『オートモーティブニュース』が14日に報じたところによると、年内をもってアルティマハイブリッドの北米販売は中止。2007年の投入以来、累計販売台数が3万5000台にとどまっているのが販売中止の理由だという。
ところで、アルティマハイブリッドは、トヨタ自動車から供給を受けるハイブリッドシステムを搭載。しかし日産は、インフィニティブランドの最新モデル『M35h』(日本名:日産『フーガハイブリッド』)には、自社開発のハイブリッドを採用している。
北米日産のマーク・ペリー商品計画ディレクターは、同メディアの取材に対し、「我々は自社開発のハイブリッドを他車に拡大展開するつもりだ」とコメント。アルティマハイブリッドの廃止は、日産が自社開発のハイブリッドにこだわる姿勢を示したものと受け取れそうだ。