2つの「ロータス」問題、中国でも勃発

自動車 ビジネス 海外マーケット
ロータス エリーゼ
ロータス エリーゼ 全 6 枚 拡大写真

スポーツカーメーカーのロータスカーズを傘下に持つグループロータスと、F1参戦中のチームロータスとの間で、「ロータス」の名称使用権を巡る争いが起きたのは記憶に新しい。今度は中国で、2つのロータスを巡る問題が起きている。

これは、ロータスカーズが中国に正規ディーラー網を展開するに当たって生じたもの。実は、今回のロータスカーズの中国進出前に、現地の青年汽車集団(サーブへの出資で一躍有名に)が、中国における「ロータス」という商標権を取得していたのだ。

ロータスカーズの中国語表記は「蓮花汽車」だが、この名前はすでに青年汽車が自社ブランドに使用。そこで苦肉の策として、今回ロータスカーズは音読み表記の「路特斯」を中国で使うことになった。

この問題をややこしくしているのが、青年汽車がロータスカーズの関連会社、ロータスエンジニアリングから技術供与を受けている点。また、ロータスブランドのロゴマークも、本家と青年汽車でそっくり。ロータスカーズにとっては、問題を抱えたままの中国進出となったようだ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  2. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  3. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  4. 高速道路初、「コールドストーン」のパフェアイスクリーム自販機が登場…関越道高坂SA
  5. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る