[次世代自動車産業展11]マグネシウムは次世代車の素材と成り得るか?

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スマートグリッド展11、三協マテリアル
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省燃費や運動性能、さらには衝突安全性向上のため車の軽量化が求められているのはご存知だろう。車を作る素材として高張力鋼材やアルミ合金、プラスチックの採用が増えているのは当然、高級車にはチタンやカーボンファイバーも用いられている。

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さらにもう一つ、注目すべき素材がある。それはマグネシウムだ。レース用軽合金ホイールとしてマグネシウムホイールは長い歴史をもっているが、その反面耐久性に関しては少々問題を抱えていた。本来の強度を維持できる期間が短いばかりか、衝撃によって割れるというアルミや鉄製のホイールにはない壊れ方をするため、市販車にはほとんど使われていなかったのだ。

三協マテリアルはアルミ合金とマグネシウム合金を素材として提供するメーカー。産業用ロボットなどの構造材となる押し出し材や鋳造/鍛造用の素材を作っている。車用としては高級超軽量ホイールであるマグネシウム合金製の鍛造ホイール用のビレット(塊)やバイク用のマグネシウム鍛造製ピストンなどを生産している。

同社によれば、マグネシウムの耐久性改善は表面処理による耐食性向上も大きいが、それと同時に解析が進み、実はマグネシウム合金内にあった不純物を除去することでかなり改善できたそうだ。

そもそもその他の金属などの還元に使われるマグネシウムだけに純度を高めるのは難しかったのだろう。純度が高まったこともあって、鍛造用としての安定性も高まり、大きく潰しても割れるなどの問題も起き難くなったそうだ。

素材自体&表面処理でマグネシウム合金の耐久性はかなり向上したという。それなら軽量高強度な本来の特性を活かして車用として期待できるのでは。トラスのリブを仕込んだマグネシウム合金の押し出し材は、車両用というから高級車用かと思い尋ねてみると、これは次世代新幹線(リニア?)用に提案している試作品だとか。

アルミ合金と比べると高価なため、残念ながらまだまだ車メーカーからの問い合わせは少ないそうだ。

《高根英幸》

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