いすゞ自動車は、東日本大震災の影響で公表を見送っていた2012年3月期の通期連結決算業績見通しを発表した。
出荷台数の見通しは国内の商用車が同4.3%増の4万9000台と増加する見込み。海外の商用車は同13.1%増の23万3000台、海外のLCVはほぼ横ばいの34万3000台を計画する。
売上高は、国内・海外の商用車の増加効果で前年同期比4.6%増の1兆4800億円と増収になる見通し。
収益では、増収効果で120億円、合理化効果で80億円を見込むが、経済変動で140億円、原材料価格高騰などのコスト増で120億円、為替差損で22億円の減益効果があり、営業利益は同9.3%減の800億円と減益になる見通し。経常利益は12.4%減の800億円となる見込み。
最終利益は同26.0%増の650億円と増益を見込む。