名古屋大学は、小・中・高生を対象とした「第22回日本数学コンクール」「第15回日本ジュニア数学コンクール」を8月7日に開催する。
同大学では、科学・技術の基盤を担う夢とロマンを秘めた若者の才能を発掘し、今後も育成していくために、1990年以来実施している両コンクールを今年も開催する。「日本数学コンクール」は高校生(高校生相当年齢の人)が対象、「日本ジュニア数学コンクール」は小学5・6年生と中学生が対象で、名古屋、三重、大阪、和歌山の4会場が用意される。
日本数学コンクールの特色は、解答時間が約5時間あり、途中で昼食や飲み物等を自由にとることができるほか、参考書やノート、電卓などの持ち込みも自由となっている。また、学校の教科書にとらわれず、数学の本質に根ざした、考えて楽しい問題が出題されるという。
評価については、さまざまな参加者の才能を多面的に評価するため、問題をたくさん解いた生徒だけでなく、1題に集中してすばらしい発想を出した生徒にも賞を与えるという。また、コンクール参加者の数学的能力をさらに高めるため、コンクール表彰式の後、講評会を行う予定。
参加申込は、往復ハガキまたは日本数学コンクールのホームページより行う。中学生は学校単位での申込みも可能となっている。
なお、同大学では、数学に関するテーマに関する論文を郵送で送付する「論文賞」の応募も募っている。