元南極観測船 SHIRASE が福島で復興イベント 7月8-13日

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元南極観測船「SHIRASE」(初代しらせ)
元南極観測船「SHIRASE」(初代しらせ) 全 3 枚 拡大写真

 ウェザーニューズは24日、福島県いわき市小名浜港に元南極観測船「SHIRASE」(初代しらせ)を7月8日より1週間停泊し、「SHIRASE小名浜7days~小名浜(福島)発、復旧・復興を盛り上げる7日間~」を開催することを発表した。

 「SHIRASE」は、南極観測船「しらせ」をウェザーニューズ社が海上自衛隊から買い取り、昨年5月より環境情報発信基地として活用しているものだ。今回のイベント「SHIRASE小名浜7days~小名浜(福島)発、復旧・復興を盛り上げる7日間~」では、7月7日の入港セレモニーを皮切りに、船内体験乗船や三浦雄一郎氏の講演などが行れる。三浦雄一郎氏は、75歳で世界最高峰のエベレスト登頂を果たした登山家で、“副KANCHO”でもある。自然への畏れと挑戦する心を参加者と語り合う予定だ。

 この他、津波減災に関する談議会として、東北大学災害制御研究センターの今村文彦教授を始め、災害情報や津波に詳しい関係者が参加者とディスカッションを行う。また、ぐるなび、コカレストランジャパンの協力のもと、生産者と消費者を直接結ぶ市場「SHIRASEマルシェ」および炊き出しを行い、地元の食材を中心に使用した料理を提供する予定だ。この他にも、子供たちに向けて、サンリオとウェザーニューズのコラボレーションにより実現した「ハローキティとすてきな物語」の公演、大人から子供まで参加できるフラダンス教室などが予定されている。

 開催期間は7月8日~13日。時間は10時から16時まで。7日には小名浜港入港、セレモニーがあり、14日に小名浜港出港の予定だ。会場は、福島県いわき市小名浜港埠頭(SHIRASE5002臨時停泊係留船上)。いわき市民、福島県民を対象とし、無料にて開催される。これらの催しは、携帯、スマートフォン、BSデジタル放送、ケーブルテレビ等を通して全国に伝えていく予定。

 後援は、いわき市、いわき観光まちづくりビューロー、福島県、福島県観光物産交流協会。協力、参加はいわき市観光物産センター、アクアマリンふくしま、小名浜美食ホテル、東海大学、ぐるなび、コカレストランジャパン、日本フローティングシップ協会。

 なおウェザーニューズはいわき市・小名浜の気象観測、環境観測による支援として、マリンレーダーをベースに開発中の津波を早期に把握するための津波監視レーダー「TSUNAMIレーダー」を市内に設置し、7月末からの情報配信を予定している。また、突発的・局地的な気象現象を捉える事に強みを持つ、ドップラーレーダー「WITHレーダー」を市内に設置する予定で、ゲリラ雷雨や竜巻などの発生をいち早く捉え、地元へ素早い情報発信を目指す。その他にも、日照や湿度、紫外線など6つの気象要素を観測できる小型観測機を市内各所に設置。海域の環境観測のため、近隣の漁船、東海大学の協力を得て福島沖海域における環境観測の試みに取り組み、小名浜港を中心に南北約150km、東西100kmの海域の海水温度、塩分濃度、空間/表面水/高度150m以下の放射線量等を観測する予定だ。

【地震】ウェザーニューズ、元南極観測船「SHIRASE」を福島に招き復興イベントを開催援

《池本淳@RBB TODAY》

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